世界初のカタログ通販は19世紀のアメリカ
世界で最も古いカタログ通販は19世紀のアメリカで、ミネソタ州の駅員が開始したと伝えられています。当時米国ではまだ鉄道や道路が完全に通っておらず、物を買う時には時々訪れる行商人しか手段がありませんでした。人々が適切に物を買えるようにするため、消費者にカタログを作って送り、注文して発送する現代の通販と同じ形で販売したといいます。湯治物を買う場所が少なかった米国では非常に受けて、カタログ通販はほかの業者も参入することになりました。非常に多くの人が利用した通販会社として定着しており、その後世界各地でもこのビジネスモデルをまねて通販が隆盛を誇るようになります。米国では組み立て式住宅や自動車などもカタログ通販をしており、非常に多彩な商品のラインナップであったといえるでしょう。日本国内では、2020年には当たり前のようにネットで組み立て式住宅や自動車を販売するようになったため、米国が先んじているサービスであることは事実といえます。